“永代供養”“樹木葬”と言うと「じゃあ合祀(合葬)なのね」という方がいらっしゃいます。
しかし、永代供養も最初から合祀墓に埋葬するタイプのものから、
最初は個別に埋葬して、一定期間経過後に合祀墓に移すタイプ、
そしてずっと個別でご供養してもらえるタイプのお墓まで様々。
ちなみに熊本・大分の樹木葬「金剛宝寺 天空陵」の永代供養は、
「永代墓」「家族墓」は合祀せず、ずっと個別のお墓でご供養するお墓、
「大地葬」は合祀墓となります。
「合祀・合葬って聞いたことはあるけど、具体的にどうするのか、
何に気を付けたらいいのか分からなくて…」という方も多いことでしょう。
そこで、今回は合祀(合葬)について詳しくお話しましょう。
①合祀(合葬)の埋葬方法は?
ネットなどを検索すると「合祀」のほかに「合葬」という言葉も出てきますが、
どちらも「骨壺からお骨を取り出し、他の人のご遺骨と一緒に納骨する」埋葬方法のことを指します。
観音様などのモニュメントの下等に設置された永代供養墓に、
血縁関係のない知らない方々のご遺骨と一緒に埋葬され、長い時間をかけて土に還ります。。
②どんな場合が合祀(合葬)に向いてるの?
【永代供養がいいが、出来るだけ価格を抑えたい方】
金銭面の負担が少ないことが合祀・合葬の一番のメリットです。
共同の埋葬場所となりますので永代使用料が安く、
個別の墓石を建てる費用も不要、お墓の維持費用もかかりませんので、
一般のお墓に比べかなり安価になります。
1驚くほど安い永代供養墓もありますが、そうした場合はまず合祀と考えてよいでしょう。
【自分のお墓を持ちたくない方】
最近ではあえて「お墓を持たない」ことを選択する方も増えてきています。
一人暮らしなのでお墓のあとを継いでくれる人がいない、
お墓が家族の負担にならないようにしたい、などの理由もありますが、
自分のスタイルとしてお墓を持たない選択をする方もいらっしゃるようです。
【遺骨整理が必要な方】
先祖代々のお墓を継承していくと、納骨スペースが満杯なってしまう場合もあります。
また、お墓じまいをして改葬される場合、改葬先にお骨が入りきれない場合もあります。
そうした場合、33回忌を終えたご先祖様のご遺骨を合祀墓に埋葬し、
新しく骨壺を納められるスペースを作ることもあるようです。
【お墓じまいを考えられている方】
最近はお墓じまいを考えられている方も増えています。
その場合、遺骨の引越し先=改葬先が必要となりますが、お墓の後継者がいない、
管理が難しいという場合は永代供養墓を選ぶ方も多いようです。
③合祀墓へのお参りの仕方は?
合祀墓の場合個別の墓石がありませんから、共同の参拝スペースに供花などを持ち寄ってお参りします。
金剛宝寺・天空陵の樹木葬合祀墓「大地葬」の場合はこちらになります。
供養に関しては、永代供養墓の管理者が定期的に合同供養祭などを執り行います。
年に一回やお彼岸などの場合が多いようですが、大地葬では年に5回の合同供養祭を行っています。
もちろん、合同供養祭に参加できなくても住職が読経して丁寧に供養しますので安心ですね。
④合祀墓を選ぶ際の注意点は?
【今後改葬したり、ご遺骨を取り出すことはありませんか?】
合祀の場合、一旦埋葬すると別のお墓や納骨堂に改葬したいと思っても、
ご遺骨を取り出すことは出来ません。
ご遺骨を取り出す可能性がある方は個別のご供養を選びましょう。
【共同のお墓であることをきちんと納得してから決めましょう】
「故人の生きた証を残したい」「他人のご遺骨と混ざってしまうのには抵抗がある」
「亡くなった方を身近に感じられるお墓がいい」という方には合祀はおすすめしません。
時には、ほかの方と共同のお墓であるため、故人の存在を希薄に感じられる方もいるようですので、
慎重にご検討ください。
【家族や親族にしっかりと相談してから決めましょう】
「お墓の継承者がいないから合祀にしよう」と一人で決断したとします。
しかし、お墓の継承者はいなくても、やはり多くの方はご家族や親族がいますし、
合祀すると後で聞いて「相談せずに合祀するなんて!」と非難されることもあり得ます。
また、ご自身のお墓の場合「子どもにお墓の面倒をかけたくない」と考えて合祀を選ぶ方もいますが、
お子さんは「面倒」とは感じておらず、きちんとお墓を守っていきたいと考えている場合も少なくありません。
後々のトラブルにならないよう、独断で決めてしまわず、家族や親族に相談や報告をして決めましょう。
大分・熊本の樹木葬「金剛宝寺 天空陵」では、
個別供養、合祀(合葬)のどちらの永代供養墓もご用意しています。ぜひご検討ください。
個別供養→家族墓
合祀(合葬墓)→大地葬