「ペットは家族の一員」という言葉はすでに常識になりつつあります。
統計では、1994年に計約1,522万匹だった犬・猫の飼育数が、2008年には約2,399万匹にまで増加し、
15歳未満の人口の約1,725万人よりも上回ったそう。
そして少子高齢化が加速する現在では、すっかり子どもの数と逆転しているそうです。
確かに近年では、子どもがいないご夫婦や、子どもが独立して子どもの代わりにペットを可愛がっている方々も
増えてきたように感じます。
またストレスフルな毎日のなかでペットに癒されている一人暮らしの人も多いようですね。
しかし、家族とはいっても、ペットの寿命はどうしても短いものです。
最近では犬や猫の平均寿命は延びていますが、長くても15~20年ほどで、
飼い主は多くの場合、ペットの死に直面することが避けられません。
その際に問題となっているのがペットロスです。
愛おしいペットを失ったあと、悲しみにくれ、強い疲労感や虚脱感を覚えたり、
睡眠障害や摂食障害、さらにはうつ状態になる方もいます。
そうしたペットロスの重症化、長期化を防ぐためにも、ペットが元気なうちから
「いつか来る別れ」について考えておくことが必要かもしれませんね。
●ペットロスを防ぐためのポイントは
①亡くなる前の闘病と介護
②亡くなったあとの供養、グリーフケア
主にこの二点です。
①亡くなる前の闘病と介護
ペットが亡くったあと「もっと早めに治療を始めていれば…」
「自分の判断で闘病を長引かせ、苦しませる結果になってしまった」などの後悔が、
ペットロスの重症化につながることも多いようです。
そうした後悔が少しでも減らせるよう、あらかじめ、ペットの健康管理についてかかりつけの獣医師に相談したり、
資金面やペット保険など様々な角度から準備をしておくことが必要ですね。
②亡くなったあとの供養、グリーフケア
葬儀、埋葬場所は亡くなる前、元気なうちに決めておいた方が良いと言われています。
というのも、悲しみに見舞われてからでは見学に行ったり検討する時間がなく、
落ち着いて冷静な判断ができない場合もあります。なかには、悪質な業者もいるので注意が必要です。
葬儀や供養については、以前はペットに対しては一般的ではありませんでしたが、
お葬式やきちんとした供養をすることで飼い主の気持ちがやわらぎ、
ペットロスを乗り越えて前向きに生活するためのきっかけになることも多いようですね。
そんな中で注目を集めているのが「ペット墓」です。
大切な家族の一員であるペットを最期の最期まで大切にしたい、
人間と同じようにしっかりと供養してあげたいという方々が増えており、
ペットを埋葬する先としてペット墓の需要が高まっています。
その中で気になるのが…やはりお値段。供養の方法や種類によって価格はかなり異なります。今回は目安となる価格をご紹介しましょう。
①合祀墓
それぞれのペット霊園によって異なりますが、一般に安価なところが多いようです。
ペット霊園などで火葬したあとそのまま埋葬する場合はペット火葬代に組み込まれていることがほとんどです。
ほかのペットと一緒に埋葬されますので、埋葬後はお骨の引っ越しなどはできません。
②ペットの納骨堂
屋内型のペットのお墓で、ペット霊園では一般的な供養方法です。
ひとことで納骨堂といっても手軽なものから豪華な納骨壇まで幅広く、
価格は1万円~数万円、数十万の豪華なものまで様々です。また年間の維持費が必要な場合も多いようです。
③ペットの個別墓
人間と同じように個別の墓所に墓石を建て、墓石に彫刻を掘るなどして丁寧に埋葬する方法です。
他の動物のお骨とは一緒にせず、丁寧に大切に供養できますし、
飼い主もゆったりとお参りができますので、最も理想的な納骨方法と言えます。
しかし当然ながら墓所の永代使用料(※土地代)、維持管理費が高めになり、10万円~数十万円が必要となる場合が多いようです。
④手元供養・自宅供養
お墓や納骨堂などではなく自宅で遺骨を供養する方法です。
粉骨をしてミニ骨壺やペンダントなどのメモリアルグッズにするなど、様々な方法があります。
メモリアルグッズは数千円単位の安価なものから数万円ほどのものもあり、
他のお墓とセットで選ぶ方も多いようです。
⑤海洋散骨
人間同様、海にペットの遺骨を撒く方法で、一般に数万円ほどの費用が必要です。
ペットの散骨は法律上の規制はありませんが、どこにでも散骨していいというわけではありません。
節度のある場所・方法で、周囲の環境に配慮しながら行いましょう。
熊本・大分の樹木葬「天空陵」のペット墓は、合祀のお墓が3000円!
永代供養や墓石、メモリアルプレートまでセットとなっており、
複数のペットを埋葬することもできる個別のペット墓もご用意しています。
雄大な阿蘇くじゅう国立公園の大自然に包まれた最高のロケーションのもとで、
ペットたちもゆったりのびのび眠ることができますので、
ペットと過ごした日々を、悲しみから大切な思い出へと変えることが出来そうですね。
ぜひお気軽にご見学ください(⌒∇⌒)