■樹木葬の墓地で永代供養する際の、ご遺骨の埋葬方法についてご紹介します。
最近よく聞く「樹木葬」や「永代供養」という言葉…。
では、一般的なお墓とはどのように違うのでしょうか?
その大きな違いが「埋葬方法」そしてその後の「管理・供養」です。
今回はその埋葬方法についてクローズアップしてご紹介します!
一般的なお墓の場合、カロートと呼ばれる納骨室にお骨を骨壺に入れて埋葬します。
納骨堂の場合は、納骨壇に骨壺ごと安置します。
では樹木葬の場合はどのように行うのでしょうか?
実は樹木葬の納骨方法は大きく「個別安置」と「合葬(合祀)」に分けられ、
墓地やプランごとに異なります。
ここではそれぞれについて詳しくご説明しましょう。
■従来のお墓と樹木葬の魅力を併せ持った「個別埋葬」
ご遺骨を個別にお納めして供養する方法です。
一般的な樹木葬の納骨方法としては
・樹木を墓標代わりにしてその根本にご遺骨を埋葬する
・1本の木の周りに複数のカロートを作り、個々に埋葬する。
・花や樹木が植えられていたり、シンボルツリーがあるガーデニング墓地に、個別の墓石などを建てて埋葬する。
などがあります。
個別埋葬の場合、区画が一人ずつの個人用に分かれており、そこに作られた納骨室などに埋葬します。
小さめの墓石を配置するタイプ、墓石はないがプレートにお名前などを明記するタイプなどがあり、
個別の墓所にお参りが出来るのが特徴です。
お骨は骨壺ごと埋葬するタイプ、ご遺骨をさらし木綿などに包んで埋葬するタイプ、
粉骨して木の下に撒く散骨式などがあります。
ただし、樹木葬多くは永代供養制度を取っており、多くの樹木葬墓地では
個別安置であっても7、9、13、17年など一定期間経過後合祀墓に移されます。
しかし、中には永代にわたって同じ区画を使用できる場合もありますので、墓所に確認してみましょう。
〈個別埋葬のメリット〉
●個別のお墓にお参りすることができる
●墓石やプレートなどに名前等を記すことができる。
●従来のお墓と大きく変わらないので、親戚などの理解が得やすい。
〈個別埋葬のデメリット〉
●価格が合葬タイプより高い場合が多い。
●墓石付きの場合、献花や管理などが必要となる場合もある。
■価格が安く、のちのちの負担がない「合葬(合祀)」
合葬(合祀)とはその名の通り、ご遺骨を縁のない方々のお骨と一緒に埋葬する方法です。
価格は安価な場合が多いのですが、一度埋葬したご遺骨はあとから取り出すことが出来なくなりますので、
ご遺骨の引越し(改葬)や分骨などをする可能性がある場合には不向きでしょう。
お参りはモニュメントなどの前に共用の参拝スペースがあり、供花を持ち寄ったり、
線香を上げることができる場合もあります。
また多くの樹木葬墓地で合同の供養祭も行われています。
お墓参りに行くことが出来なくても供養してもらえますし、多くの方がおまいりに来てくれることも魅力の一つです。
〈合葬タイプのメリット〉
●墓石を建てる必要が無く、個別の納骨室や彫刻の作業などが必要ないため費用が安価。
●いろいろな方と一緒に埋葬されるタイプなので、寂しくない。
●管理すべきお墓が無いので後継者に負担が無い。
●散骨とは違い、故人が眠っている場所が分かり、お墓参りをすることができる。
〈合葬タイプのデメリット〉
●一旦埋葬するとお骨の取り出しができないので、改葬や分骨ができない。
●縁のない他人と一緒に埋葬されるため、抵抗感を持つ方も少なくない。
●個別のお墓でないためお参りがしにくい。
●親族の理解が得にくい。
■熊本・大分の樹木葬墓地、「天空陵」の埋葬方法は?
熊本・大分にまたがる阿蘇くじゅう国立公園内に広がる樹木葬墓地「天空陵」は、
雄大な大自然に包まれて眠ることができる壮大なスケールの樹木葬墓地です。
下記の3タイプの永代供養墓をご用意し、最適なタイプのお墓を選ぶことができます。
〈家族墓〉
6仏様まで納骨可能。ずっと個別安置でご供養します。 税込40万円
●こんな方におすすめ
「子どもがいない」
「子どもが遠方に住んでいてお墓の管理が難しい」
「低価格のお手頃なお墓にしたい」
「大自然に包まれて家族で眠りたい」
〈大地葬〉
お骨引き取り、葬儀(骨葬)、49日法要までセットになった合祀のお墓です。 お一人様税込15万円
●こんな方におすすめ
「一人暮らしをしている」
「出来るだけ低価格のお墓がいい」
「葬儀や法要もおまかせしたい」
「亡くなったあと遺骨をお寺に運ぶ人がいない」
〈永代墓〉
8仏様まで納骨可能。存在感のあるお墓で永代供養。 税込160万円
●こんな方におすすめ
「存在感のあるお墓を建てたい」
「永代供養付で従来型のお墓を検討している」
「納骨するお骨が多い」