樹木葬は「言葉の響きによるイメージの良さ」「永代供養」「価格の安さ」など、さまざまな側面から今全国で人気を集めています。
樹木葬はもともと1999年頃から始まった比較的新しい埋葬方法ですが、
2017年には樹木葬ができる墓地の数が関東地方で150か所以上、
全国では350ヶ所以上と急速に普及し、その勢いはまだまだ続いています。
しかし、「最近人気だから」「なんとなく良さそうだから」と決めてしまうと後悔してしまうことも…。
後悔しないお墓選びのために、樹木葬のメリットとデメリットを知っておきましょう。
■樹木葬ってどんな埋葬方法なの?
樹木葬というと墓標の代わりに樹木を植えて、その下に埋葬する方法というイメージですが、
実はいろいろな種類があります。
上記のようなイメージに一番近いのは「里山型」でしょう。
樹木葬の始まりである「里山型」は、山林などに樹木を植えてその下にお骨を埋葬する方法です。
まさに大自然に還るお墓ですが、半面交通アクセスが悪い場所が多く、お参りしにくいのが難点。
また、山の中にある樹木葬の場合、さまざまな木々や植物が自生しているため、墓所が荒れやすいという問題もあります。
樹木葬と呼ばれる墓所のなかでいま最もたくさん開発されているのが「公園型」でしょう。
公園型は霊園などの一角にシンボルとなる樹木を植え、その周囲にご遺骨を埋葬していく方法です。
石畳を敷き、花や植物を配した「ガーデニング型」などお洒落な樹木葬墓地も増えており、女性を中心に人気を集めています。
こちらはお参りがしやすいのですが、樹木葬と名がついているだけで、自然に還る従来の樹木葬とは
ずいぶん内容が異なってきているようです。
●樹木葬はどんなところが良いの?
〈自然に包まれて眠ることができます〉
樹木葬の一番のメリットはこれでしょう。特に里山型の場合、まさに自然の一部になれます。
また、お参りする人も四季を感じながら気持ちよく参拝することができます。
〈後継者がいなくても管理をお任せできる永代供養です〉
樹木葬はほとんどが、お墓の継承者がいなくても墓所の管理者が永代にわたって管理・供養してくれる永代供養墓です。
少子化や核家族化、一生結婚しない方の増加などによってお墓を継いでくれる人がいず
「無縁墓」になるケースが問題になっていますが、永代供養墓なら安心。
また永代供養墓の場合管理もすべてお任せできますので、お墓参りに行けなくても墓所が荒れ放題になる心配はありません。
〈樹木葬は従来のお墓より安いことが多い〉
樹木葬墓地の価格は従来のお墓より安価な場合が多いようです。
その理由のひとつに、墓石やそれに伴う彫刻代などが必要ないことが挙げられるでしょう。
また、永代供養墓地の場合、多くが一定期間経過したあと合葬墓に移されることも理由の一つです。
価格は50~120万円程度のところが多く、従来のお墓のように家族で眠ることができるお墓などもあります。
〈宗旨を問わず利用でき、檀家になる必要もありません〉
樹木葬の多くが宗旨宗派を問わずどなたでもご利用いただけます。
お寺の樹木葬であっても、檀家にならずに利用できるところが多く、「お寺づきあいは苦手」という方も安心です。
●樹木葬のデメリットは?
樹木葬墓地の紹介サイトなどでは樹木葬の良いところばかり並べているところが多いのですが、樹木葬にも問題点はあります。
メリット、デメリット、どちらもきちんと理解したうえで選びましょう。
〈里山タイプの場合はお墓が荒れやすい〉
里山タイプの樹木葬は大自然のなかに眠る埋葬方法であるため、お参りが滞ってしまうと周囲が荒れてしまうこともあります。
また、草取りや掃除などの手入れにも手間がかかります。
公園タイプ、ガーデニングタイプの樹木葬の場合は、墓地の管理者が清掃・整備をしてくれますので、そうした手間はかかりません。
しかし「大自然に還る」という樹木葬本来の魅力はあまり感じられません。
〈多くの樹木葬墓地が一定期間経過後に合祀される〉
樹木葬墓地の多くが永代供養制度を取り入れており、ご遺骨は納骨後、7年、13年後など一定期間経過後に合祀墓に移され
他の人のお骨と一緒に埋葬されることになります。
個別の安置期間は墓所によって異なりますので、購入前に必ず確認しておきましょう。
〈一代限りの供養で子孫が継ぐことができない〉
樹木葬は基本的にお一人様用、夫婦用、家族用のお墓となり、親から子へ、
子から孫とへと受け継いでいく従来の石のお墓とは根本的に異なります。
その分価格は安価になるのですが、個別のお墓のまま子孫に受け継いでもらったり、
お参りに来てもらうことは出来なくなります。
〈ご遺骨が取り出せなくなる場合も多く、お墓の引越しができない〉
通常のお墓の場合、石などの納骨室にご遺骨を骨壺ごとお納めしますが、
樹木葬は、骨壷からご遺骨を取り出して埋葬する場合が多いようです。
そのまま土に還ることが出来ることも樹木葬の魅力なのですが、一旦埋葬するとご遺骨を取り出すことが出来なくなります。
将来お墓を引っ越す可能性がある方や、兄弟や親族などで分骨する可能性がある方は
通常のお墓や納骨堂、樹木葬であっても骨壺ごとお納めできるタイプを選んだほうが良いでしょう。
熊本・大分の樹木葬墓地 金剛宝寺「天空陵」の魅力は?
以上、一般的な樹木葬のメリット、デメリットについてお話してきましたが、
熊本・大分の樹木葬墓地 金剛宝寺「天空陵」は他にはない魅力があります。
最後に「天空陵」の特徴についてお話しましょう。
〈里山型と公園型、両方の魅力を持った樹木葬墓地です〉
天空陵は熊本と大分の県境に広がる「阿蘇くじゅう国立公園」の中の樹木葬墓地。
国立公園の雄大な大自然を活かした壮大なスケールと寺院墓地ならではのていねいな供養で、
安心して眠ることができます。
〈墓石付きでお名前や好きな言葉などの彫刻も可能。樹木葬と石のお墓の両方の魅力を兼ね備えています。〉
樹木を墓標代わりにする樹木葬の場合、お参りする場所が分かりにくい、故人の存在を感じにくいなどという指摘もあります。
天空陵の家族墓は個別の墓石付きで、名前やイラストなどの彫刻もできます。
また想いをこめたオリジナルの彫刻も可能です。(※オリジナルの彫刻は別途費用が必要)。
〈合葬せず、個別安置で永代にわたって供養します〉
永代供養を行っている樹木葬では、大半がご遺骨を個別に安置していても一定期間経過すると合葬墓に移されます。
天空陵「家族墓」は合祀墓に移すことをせず、
ご遺骨をそのまま個別に安置し、永代にわたって管理・供養をします。
〈最大6名様まで埋葬可能。ご家族で眠ることが出来ます。〉
一基に最大6名様までご埋葬することができますので、ご夫婦やお子様、お孫様までご利用いただくことが可能です。
1基40万円ですので、6名様まで収容した場合お一人様約6.7万円ということになり、価格も大変安価です。
〈宗教宗派不問、お寺の檀家になる必要はありません〉
金剛宝寺は寺院墓地ですが、天空陵をご利用の皆様の宗教宗派は一切問いません。
もちろん、ご加入後に檀家になる必要もありません。
ただし、金剛宝寺は真言宗のお寺ですので、ご供養は真言宗のしきたりに則って行います。
〈一基40万円の安心価格!一度のちのちの負担は一切ありません。〉
気になるお値段ですが…金剛宝寺天空陵「家族墓」は一基40万円というかなり安価な価格設定となっています。
ご加入後は管理費も無料で、追加のご負担は一切ありません。
〈年に5回の「合同供養」を実施。金剛宝寺の住職が丁寧にご供養します〉
手厚い供養を受けられるのも寺院墓地ならではの魅力。
スタッフがしっかりと管理し、供養も丁寧に行いますので、お墓参りに行けなくても安心です。
年に5回の合同供養にはどなたでもご参加いただけます。